みなさんこんにちは。
最近、「八月朔日」さんという苗字の読み方を知った学芸員Wです。
みなさんはご存知でしょうか。
正解は「ほづみ」さん。
稲を育てるのに天候が大きく影響することは今も昔も変わりませんが、
その昔、台風シーズンを無事に乗り越えて稲をたくさん収穫できるように、
旧暦の8月1日(今の9月はじめ)に、育ってきた稲の穂を刈り取って
神様に供えたことからきた苗字なのだそうです。
「朔」という字は、太陰暦で月の初めの日を意味します。
「八月朔日」さんは、茨城県つくば市付近に多くて、同じ読み方でも
「八月一日」さんは群馬県に多いそうです。
何故だろう・・・と考えはじめるときりがなくなりそうです。
それにしても、「小鳥遊」で「たかなし」さんとお読みするように、
漢字だからこそ出せる妙味ですね。
苗字は奥が深いです。
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先日5月6日の立夏を過ぎて、暦の上ではもう夏になりました。
予科練平和記念館のまわりでも、柔らかな緑の新芽が、
元気いっぱいにはしゃぐ子どものように勢いよく萌え出しています。
今日は雨が降っているので、横着して入口から
撮ってみました。
下の写真は展示室2から見える風景です。
昨日今日と雨が降り、しっとりした空気がなんとなく梅雨時のようです。
台風1号も発生して、少しずつ夏への助走が始まった感じがしますね。
先日の新聞で、茨城県内の宿泊施設の予約が増えてきたという記事を読みました。
予科練平和記念館への団体のお客様のご予約も、少しずついただけるように
なってきました。
あの日以来止まってしまった時計がゆっくりと動き出したような、そんな感じがします。
まだまだ大変な状況下で日々を過されている方が大勢いらっしゃいますが、
少しでも早く、多くの方が日常を取り戻せますよう、予科練平和記念館でも
できることを続けていこうと思います。
3・11から2ヶ月目の今日、みなさんはどうお過ごしでしょうか。
さて、前回の学芸員Aのデビューブログはいかがでしたでしょうか?
いつもと違ってエスプリの香り漂う感じと思われた方、大正解です。
これから週代わりでブログを担当してまいりますので、どうぞお付き合いくださいね。