今年は平年より少し早い梅雨入りとなり、また今日は梅雨寒の天気ですが、いかがお過ごしでしょうか。
6月10日は阿見町にとって特別な日です。
昭和20年6月10日に当時予科練生の訓練が行われていた土浦海軍航空隊とその周辺地区が、米軍のB29爆撃機による大規模な空襲を受け、370人を超える方が亡くなりました。
当館では、大勢の人が犠牲になった『阿見大空襲の日』を皆様に知っていただくため、そして、その惨状を忘れず伝承するため、毎年6月10日は特別な日として無料で開館しています。
展示室6番目「窮迫」というテーマの部屋で、空襲を再現した映像をご覧いただくと、6月10日がどのような空襲であったか実感していただけると思います。
そして今、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いており、破壊された街や犠牲となった人々の映像に触れるたびに、その惨状に心が痛み、改めて戦争の悲惨さと平和の大切さを痛感せずにはいられません。
当館は、予科練の歴史を次の世代に正確に伝承し、命の尊さや平和の大切さを考えていただくことを使命としています。
多くの皆さんにご観覧いただき、戦争の悲惨さと平和の大切さを改めて考えていただきたいと思います。
なお、新型コロナウイルス感染対策のため入館者数を制限させていただいています。ご来館の際には、事前のご予約(029-891-3344)をお願いします。