厳しい残暑

9月 4th, 2020

新型コロナウイルスは、世界中に蔓延し人々の生活や経済を混乱に陥れています。また、日本では異常気象により梅雨明けが遅れ、やっと明けたと思った8月は異常な暑さで、多くの方が熱中症により救急搬送されるという事態になっています。新型コロナウイルスと熱中症、今年はこの二つの厄介なものと付き合わなければならない煩わしい夏でありました。

 予科練平和記念館は通常開館してもうすぐ3か月が経とうとしています。今年は終戦記念日の無料開館や夏休み期間における子供たちとふれあうイベントも中止になってしまいました。返す返すも残念でなりません。それでも夏休みには、多くの小学生・中学生が家族と一緒に見学に来られました。ありがとうございました。

 さて、暦の上では既に立秋を過ぎ、予科練平和記念館の桜の葉も8月下旬から落葉が始まりましたが、まだまだ暑い日差しが照り付け残暑厳しい夏が続いています。

土浦海軍航空隊で毎日厳しい訓練をしていた当時の予科練習生達、エアコンもない隊舎の中で暑い夏をどのように乗り切っていたのでしょうか。熱中症になる訓練生もいたのではないでしょうか。それでも、厳しい訓練に耐え国のためにと懸命に努力する姿を思い浮かべた時、つくづく頭が下がる思いがします。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、秋を思い、冬を恋するこの季節、早く涼しい季節が訪れること願うばかりです。

 まだまだ厳しい残暑が続きます。くれぐれも新型コロナウイルスと熱中症には気を付けてください。