「密」を避ける難しさ

7月 12th, 2020

梅雨あけも間近になり、やっとうっとうしい季節から解放される喜びと、これから訪れる夏の異常な暑さに不安を感じる今日この頃、皆様にはお元気にお過ごしでしょうか。

予科練平和記念館は、新型コロナウイルス感染症対策により長い期間、臨時休館をしておりましたが、6月9日から開館の運びとなりました。

徐々にではありますが、観光事業者の方からの団体予約も入ってきており、「新しい生活様式」の取り組みの中で、社会が少しずつ戻りつつある様子を感じているところです。しかしながら、これから、第2波、第3波と感染拡大の懸念は払拭されたわけではありません、どうぞ、皆様方も「新しい生活様式」の実践を心がけていただき、感染拡大を阻止していただきたいと思います。

当記念館においては、来観者や職員の安全を第一に運営しなければならないことから、コロナ対策として取り組むべきマニュアルや、来観者の皆様へのお願い事を示した掲示物を作成し展示観覧をしていただいておりますが、特に混雑時の「密」を避けた観覧をいかにしていただくかが大きな課題となっております。

予科練平和記念館の常設展示は、予科練の制服である「七つボタン」をモチーフに7つの部屋で構成された展示室からなっております。各部屋の展示観覧を安全にしていただくためには、密を避けるためソーシャルデスタンスの確保が必要となります。原則として1室5名以内での観覧をお願いしているところですが、7部屋ありますので一度に観覧できる人数としては35名までがマックスとなってしまい、団体のお客様を受け入れた場合、一般のお客様が入館できないといった不都合も生じてしまいます。そのため、極力その様なことの無いよう職員も混雑度合を確認しながら、混み入っていない部屋から観覧していただくなど、いかに「密」を避けて観覧していただけるかをその都度判断しながら対応しております。特に土、日、休日は来館者の方が増える傾向にあります。どうぞ来館者の皆様も「密」を避ける意識を持って安全にご観覧ください。

来館者の方には、マスクの着用、連絡先の記入、滞在時間の制限等々、ご不便をおかけしますが、なにとぞご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。

これから、暑い夏がやってまいります。熱中症にも十分お気をつけいただき、予科練平和記念館へのご来館をお待ちしております。