無料開館日

6月 6th, 2018

蒸し暑い日が多くなってきました。梅雨入りが間近に感じられます。

今月10日に当館は入館料を無料で開館いたします。

昭和20年6月10日に当時予科練生の訓練が行われていた土浦海軍航空隊と周辺地区が、米軍のB29爆撃機による大規模な空襲を受け、370人を超える方が亡くなりました。

大勢の人が犠牲になった『阿見大空襲の日』を皆様に知っていただくため、この日を特別な日として無料で開館します。

展示室6番目「窮迫」というテーマの部屋で、空襲を再現した映像をご覧になると、6月10日がどのような空襲であったか実感していただけると思いますので、ぜひご来館ください。

 

16日(土)午後2時から、「元予科練生講演会~予科練と私」を開催します。

元予科練生の吉田重次さん(阿見町在住)にお話していただきます。

吉田さんは昭和15年12月に土浦海軍航空隊へ入隊し、昭和17年12月に卒業。飛行術練習生を経て実施部隊に配属となり、サイゴンやマニラ、上海など様々な戦地へ赴きました。

講演会では予科練生だった時の訓練の様子、戦地で戦った経験談などをお話しいただきます。講演会は無料で予約の必要もありませんので、ぜひご来館ください。

 

現在収蔵資料展「日々を綴れば 阿見町出身の予科練生」を開催しています。

乙種第15期海軍飛行予科練習生 木村孝正さんが書いた日記、教科書、遺品を展示しています。阿見町で生まれ育った木村さんは、昭和15年に予科練に入隊しました。日記が書かれたのは昭和17年、木村さんは17歳でパイロットになるため猛訓練をしていました。

1年分の日記から1月から2月までをパネルにして展示しています。