家族を想う

12月 15th, 2013

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

12月も半分を切りました。早いもので、今年もあと2週間足らずで終わってしまいますね。

寒さもいよいよ本格的となり、毎朝布団から出るのに精神力を消耗しています。

 

そんな年末は様々な行事がありますね。もう忘年会は済まされましたか?

大晦日はもうすぐです。年賀状の発送に、お正月の準備・・・、おっと大掃除を忘れていました。

さすが師走。年末はみんな大忙しですね。

そんな忙しい年末に、大人に子どもに、みんなに大人気のイベントがあります。

そう、クリスマスです。

日本語のクリスマスの語源は、「Christ(キリスト)のmass(ミサ)」に由来するそうです。

キリスト教において、クリスマスは「降誕を記念する祭日」と位置付けられています。

この時期になると、街中やお家の庭先に様々なイルミネーションも飾られてとてもきれいですね。

子どもたちは、サンタさんからのプレゼントの内容を期待して、今から落ち着かない気持ちになっていることでしょう。

このサンタクロースですが、他の国ではプレゼントを配るのは別の存在だったりします。

たとえば、イタリアでは魔女の「ベファーナ」、ドイツでは「降誕祭の男」や「キリストの子」等と呼ばれているそうです。

北欧では、妖精がプレゼントを持ってきてくれるそうですよ。

サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるのはイギリス式だそうで、アメリカも一緒です。

日本もこの考え方が一般化しているみたいですね。

 

さて、そんなせわしなく日々が過ぎていく年の瀬、予科練平和記念館はこんなことをしています。

まずはご報告です。去る11月23日(土)によみきかせ「おはなしおさんぽの会」を開催しました。

読み聞かせ30分、昔の遊び30分の一時間。午前と午後の2回実施です。

前半部分は読み聞かせです、当日は同じ町内にある霞ヶ浦高校の演劇部の生徒さんたちにおすすめ絵本をよんでもらいました。

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絵本の読み聞かせが終わったら、こんどは昔のおもちゃをつかってみんなであそびました。

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竹とんぼや紙ふうせん、けん玉やお手玉、折り紙などを用意しました。

当日はお天気も良く、たくさんの方に参加していただけて、我々職員もみなさんと一緒になって楽しく時間を過ごさせていただきました。

 

続いて、今後のイベントのご案内です。

12月17日(火)~平成26年3月2日の期間で、企画展「~海軍将校を目指す教科書~海軍兵学校と予科練」を開催いたします。

当館に寄贈いただいた資料の中から、広島県江田島にあった海軍の士官学校である海軍兵学校の教科書を中心に、

勉強の内容や予科練への影響、関わりなどを開設する展示をおこないます。

当館では、期間を区切って、様々な内容の企画展示をおこなっています。

通常の展示だけでは伝えきれない内容や、別の視点から予科練へと目を向ける内容となっておりますので、是非ご覧ください。

 

年末から年始にある様々なイベントは、他の時期のものと違って、「家族」というものに焦点をあてたものが多いように感じます。

普段は離れて暮らしている方も、年末は実家に帰って、大掃除を手伝って・・・

お正月はみんなで初詣、帰ったらおせちを食べて、初売りも行かなくちゃ・・・なんて。

先ほど書きましたクリスマスも、キリスト教圏では、主に家族と過ごし、クリスマスツリーの下にプレゼントを置く、

プレゼントを贈る気持ちである「愛」の日でもあるそうです。

家族を想う気持ちは、場所が違っても、宗教が違っても変わりません。

 

きっと68年前も、変わらず家族を想っていたでしょう。

 

忙しい年の瀬ですが、身を切る寒さになりつつあります。皆様お体ご自愛ください。