秋の職業体験

10月 18th, 2012

みなさんこんにちは。

コミュニケーションインストラクター 山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室」を

毎週楽しみにしている学芸員Wです。

 

コピーライター 糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」というHPで

毎週水曜日に行進されるコンテンツなのですが、

一つのテーマで読者の方々がお書きになった小論文を紹介しながら、

山田さんが自身の体験も交えてテーマを掘り下げていくもので、

非常に深くまでものごとを掘り下げて、どんっと胸に体当たりしてくる言葉で

表現されているので、はっとすることがたくさんあります。

実の入った言葉の重み、というか、その人にとっての真実を表現した言葉の

力強さは、私Wも見習いたいなと思うところです。

 

・・・と書いて、なんだか以前にもこの話をしたことがあるような

気がしてきました。すみません。同じ話を蒸し返してしまって。

 

ここのところは、「人の品」とは何かについて議論されています。

確かに人の「品」ってありますよね。

一緒にいて居心地のよさを感じる方は、ほとんど全てといっても過言では

ないくらい、「人としての品」をお持ちだな、と思います。

でも、それってどこから出ているものなのでしょうか。

何をもって「品」を感じるのでしょうか。

 

個人的には、年齢に関係なく、「相手を思いやる心」や「謙虚さ」といった、

人として成熟した部分を持つ方に「品」を感じるような気がしていますが、

みなさんはどう思われますか?

 

 

さて、来週、お隣の土浦市から職業体験で中学2年生の女子2人が

来てくれることになりました。

学芸員のお仕事と、展示解説員のお仕事を1日で体験していただく予定です。

実はこの日、秋の行楽シーズンということもあって、現時点で8組246名様の

ご来館ご予約をいただいております。

2人にはかなりたくさんのお客様をお迎えしていただくことになりそうです。

ふだんの生活の中にはなかなかないシチュエーションだと思いますので、

大変ですが、頑張っていただけたら嬉しいなと思います。

 

今日は生徒さんから直接打ち合わせのお電話をいただき、

日程等を確認させていただきました。

相手方と電話をするのも体験の一つなんだそうです。

知らない大人と話して緊張していたと思うのですが、

しっかりとした口調で必要事項を確認していてさすがだなと思いました。

私など、いまだにはじめてのところに電話してアワアワしてしまい、

おかしな敬語を連発してしまったりするので・・・。

何事も落ち着きが肝心ですね。

かわいい中学生にお会いできるのが今から楽しみです。

 

また、先日台風のため中止になってしまった「まい・あみ・月夜」で

行う予定だった「くらやみ博物館」というイベントですが、

独立したイベントとして実施することにいたしました。

その名も!

「Night Museum ナイトミュージアム!」

 

…そのまんまです。

日時は11月30日(金)17:30~・18:20~の2回。

小学生からどなたでも無料でご参加いただけますが、

各回20名様限定のため、事前にお申し込みが必要です。

詳しいことは決まりしだい館のHP等でお知らせいたします。

普段は入れないまっ暗な館内をペンライトを持って探検してみませんか?

不思議でちょっぴり恐い夜のミュージアムを

ぜひ体験してみてくださいね。

 

今日、せっせと作ったポスターの原案を解説員さんたちに見てもらったところ、

「おもしろそう!」「怖っ」などいろいろなご意見をいただきました。

みなさんのお目に触れるのはもう少し先になりますが、

どこかで見かけていただけたら嬉しいです。

 

 

 

館のまわりは少しずつ秋色に変身中。

先日、来月のイベントの準備でおとなりの公園をひとまわりしたところ、

どんぐりがたくさん落ちていたり、いちょうが黄色く色づいていたり、

どこかにあるキンモクセイの香りがついた風が吹いてきたりして、

秋を実感しました。

 

秋はなんとなく「もののあはれ」的なものを感じる季節ですが、

この「あはれ」を感じるセンサーは、遠い遠い昔から

何度も何度も「あはれ」を感じてきたご先祖様から受け継がれたものなのかなと

思ったりしたのでした。

 

 

今日はお天気が安定しなかったので、館の入口に貸し出し用のカサが出ています。

ご主人とはぐれて久しいカサたちが、第二の人生で活躍してくれています。

ご来館くださったときに雨が降っていたら、お車やお隣の雄翔館まで、

どうぞご自由にお使いくださいね。