皆様、残暑お見舞い申し上げます。
暦の上ではもう秋となりました。そう言われれば、朝夕にはヒンヤリとした空気の筋が交じるようになり、密やかに次の季節を準備する大自然の営みが感じられるようです。
しかし「8月って、こんなに暑かった?」と思わせられる厳しい残暑が昼間には待ち構えています。とにかく、へこたれるわけにはいきません。人の力、自然の力、また機械の力を様々に借りながら乗り切りましょう。スイカも美味しい季節です。
さて、8/7(日)に「予科練平和記念館学習会~戦跡を巡る~」が開催されました。この学習会の主旨は、阿見町内に残る予科練、または戦争に関係する史跡を巡ることで、阿見町の歴史を知るとともに平和への思いを新たにしていただく、というものでした。
炎天下が予想される季節ですので、マイクロバスにて9ヶ所の史跡を見て回りました。
【コースのご案内】
①陸上自衛隊武器学校(旧土浦海軍航空隊)
・プール跡・号令台跡・常在戦場碑・旧第二士官宿舎・スリップ(水上機滑走台)跡・旧医務科
②海軍道路桜並木(以下、旧霞ヶ浦海軍航空隊関連)
③茨城大学農学部
・旧階段親柱・方位盤跡・国旗掲揚台跡・プール跡・皇太子殿下お手植えの松
④サンエイ糖化工場
・旧貯水塔
⑤阿見小学校
・旧霞ヶ浦海軍航空隊隊門
⑥キリン協和フーズ
・旧落下傘倉庫
⑦個人宅
・旧掩体壕
⑧陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地
・旧格納庫
⑨阿彌神社
・旧霞ヶ浦神社社殿
現在は過去があってこそ成り立っています。また、過去のある時代に造られた全く同じものを現代で再現することは不可能、という宿命を人間は負っています。ですから、古い時代のものをそのまま残しながら、私たちは先人に学ばなければならないのです。
今回のような、現在生きている私たち自身を見つめ直す機会となるイベントを予科練平和記念館では今後も実施していきます。
今回はご参加のお申し込みをいただきながら、バス定員の関係でご参加いただけなかった方々に対して、この場をお借りしてお詫び申し上げます。またの機会には再び広報いたしますので、是非お申し込み、ご参加ください。
最後に、ご協力いただきました関係各位に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。