「87」~令和3年度を振り返る

3月 31st, 2022

突然ですが、タイトルの「87」の数字は何を示しているかおわかりでしょうか。答えは後ほど。

さて令和3年度を振り返ると予科練平和記念館はコロナ禍に翻弄された1年でした。

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用、茨城県独自の感染拡大市町村の指定など新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策が繰り返し発出されました。

当館は、茨城県独自基準で阿見町が感染拡大市町村に指定されたため、4月22日から休館となり、その後緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用などで10月末まで休館しました。

第5波の沈静化とともに、11月2日から再開しましたが、それも束の間、年明けから感染者数が激増し、第6波の襲来とともに、再び1月18日から休館となりました。

現在も全国的に感染者数は高止まり傾向にありますが、まん延防止等重点措置の解除に伴い、3月23日から再開しました。

ここでタイトルの数字の答えですが、「87」は、令和3年度1年間の当館の開館日数です。

令和3年度は308日の開館を計画していましたが、実際には87日しか開館できませんでした。3分の1以下の開館日数です。

休館中は、ご来館を計画されていた皆さんには、ご迷惑をおかけしたいへん申し訳ありませんでした。

一方で、休館中の館内では、普段はできない資料のクリーニングや写真撮影などをおこなっていました。2021年9月1日のブログで作業風景を紹介しています。

また、休館中は、Zoomによる元予科練生戸張礼記歴史調査委員の講演を行いました。
館内で講演を行う予定でしたが休館となってしまったため、代替案としてZoomによる講演を行いました。
さらに、学芸員が中学生5クラス195名の生徒さんにZoomで出前授業も行いました。

 

コロナ禍にあって、外出、移動が制限される中、新たな情報発信ツールとしてリモートでの出前授業や講演会にも取り組んでいきたいと考えています。

令和2年1月ころから広がりを見せ始めた新型コロナウイルスは、感染拡大3年目に入りました。もはや終息というよりは、新型コロナウイルスと如何に向き合っていくか、まさに新しい生活様式の実践となっています。

引き続き基本的な感染対策を講じつつ、コロナ禍前の生活に戻ることを切に願っています。