Twitterはじめました

6月 24th, 2020

みなさんこんにちは!

学芸員Yです。

急に暑かったりじめじめしたり・・・体調を崩しやすい日が続いていますが、お変わりありませんでしょうか。
人間には少し憂鬱な季節でも植物にとっては気持ちのいい時期のようで、

記念館の周りの木々の緑がいきいきのびのび、ますます濃くなってきました。
小雨が降る日などはさらに緑が鮮やかになり、館内から見ているととても癒されます。

 

 

 

昨日は沖縄慰霊の日でしたね。

日中、品の良い小柄な年配のご婦人が記念館にお見えになりました。

帰り際にぽつりと「戦後の生まれの私にとっても、胸にくる内容でした」とおっしゃり、

小さく頭をさげてお帰りになられました。

戦時の記憶を伝えていくということがどういうことなのか、

75年という年月がどのようなものなのか、考えさせてくださったお客様でした。

 

今年は戦後75年という節目の年ということもあり、

マスコミの方からのお問い合わせを結構いただいています。

記念館自体の取材ではなくて、元予科練生を紹介してほしい、といった内容が多いです。

ご紹介できる方が、私が以前記念館に勤務していた7年前よりも、がくっと減ってしまっていることに

改めてさみしさを感じています。

 

さて、予科練平和記念館は今月9日(火)に再開することができました。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、館内では各展示室に定員を設けたり、

ソーシャルディスタンスの確保をお願いしたりしておりますが、

お客様がこころよくご協力くださり、大変ありがたく思っております。

 

お客様のご協力が得られていることと、今は1年の中でもお客様が少ない時期だということもあり、

新型コロナウイルス対策がなんとか取れている状況ですが、

これから団体でいらしてくださるお客様が増える時期ですので、

どのようにしたら安全を確保できるのか、模索を続けています。

 

その一環として、ご来館くださるお客様にマスクの着用をお願いすることが決まりました。

暑い時期にマスクをお願いするのも心苦しいところですが、ご協力いただけましたら幸いです。

 

また、館内の人数によっては入場制限をさせていただく場合がありますので、

状況を早く細かくお伝えできるよう、Twitterをはじめました。

基本的には開館中の情報をお伝えする予定ですが、

せっかくのTwitterなので、たまに館の様々な情報をはさんでいこうかなと思っております。

 

予科練平和記念館公式ツイッターはこちら

↓↓↓

https://twitter.com/yokarenpmm

 

 

また、Facebookのページは以前からありましたが、不具合が生じたため

新しいアカウントで再始動いたしました。

 

予科練平和記念館公式Facebookはこちら

↓↓↓

https://www.facebook.com/people/%E4%BA%88%E7%A7%91%E7%B7%B4%E5%B9%B3%E5%92%8C%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8/100052365353925

 

もしお暇なときがありましたら、ご覧いただければ幸いです。

 

このブログを更新しているときに、とても嬉しいことがありました。

以前一緒に予科練平和記念館で働いてくださった仲間が来てくれたのです。

7年ぶりの再会でしたが全くお変わりなく、当時の話もできてとても心和むひと時でした。

現在は民生委員をやっていらっしゃるそうで、その関係で海軍の資料を託されたとのことで、

記念館に寄贈してくださいました。

こうしてつながりがまた一つ再生されたのが本当にうれしくて、元気がでました。

ちょうど今日はOさんと一緒に働いてくださっていたTさんも勤務されていたので、

プチ同窓会のようで楽しかったです。

 

Oさん、来てくださってありがとうございました!

これからもどうぞよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

予科練平和記念館のブログを再開します

6月 10th, 2020

みなさんこんにちは。

本日から予科練平和記念館のブログを担当します学芸員Yです。

このブログでは、みなさんに予科練平和記念館をもっと身近に感じていただけるよう、

館の日々の業務や資料のあれこれ、スタッフや売店商品の紹介などの情報を発信していきたいと思います。

みなさんと予科練平和記念館をゆる~くつないでいければと思いますので、

のんびりお付き合いいただけましたら幸いです。

 

予科練平和記念館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館しておりましたが、

6月9日(火)より再オープンいたしました。

職員はマスク着用(窓口では手袋もつけています)、毎朝の検温、館内の消毒作業、

案内の中止等の対策をとっております。

 

窓口の様子です。

 

ご来館のお客様につきましても、アルコールでの手指消毒、連絡先の記入、入場制限、

ソーシャルディスタンスの確保、滞在時間の制限等のご協力をお願いしております。

また、展示は通常通りご覧いただけますが、触ったり読んだりすることができる資料は撤去しております。

本当は全部お見せしたい・・・!予科練についてもっと知ってほしい・・・!という思いはあるのですが、

そのせいでお客様を危険にさらすわけにもいきません。苦渋の決断です。

ご来館くださるすべての皆様にとって安心安全な環境となりますよう、ご来館の折には

ご協力いただけましたら幸いです。

 

さて、予科練平和記念館ブログの“中の人”私Yですが、4月1日から再び予科練平和記念館で勤務することに

なりました。

予科練平和記念館の開館時には主に展示制作と資料整理・保存全般を担当していましたが、

その後町のほかの部署へ異動となり、この度、7年経ってまた古巣へ戻ってまいりました。

予科練の代名詞7つボタンにも通じる他部署で過ごした年月で、得たものもたくさんあります。

その経験を、記念館でも生かしていけたらと思っております。

 

開館時にもブログを担当しておりましたので、もしかしたら「学芸員W」をご存じの方が

いらっしゃるかもしれません。

今回のブログより「学芸員Y」として活動してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本日は6月10日。75年前の今日、アメリカ軍の戦略爆撃機B-29の大編隊が阿見町に飛来し、

土浦海軍航空隊(現在の陸上自衛隊武器学校)を目標として10トン爆弾による大規模な空襲を行いました。

すさまじい爆風と爆撃にさらされた土浦海軍航空隊は大きな被害を受け、

予科練生や周辺の住民を巻き込んで300名以上の死傷者が出ました。

体験された方のお話を伺うと、まさに阿鼻叫喚という状態であったろうと思われます。

 

館内の展示室6では、体験者の証言をもとにした空襲の映像を上映していますが、

爆撃のシーンでは大きな音と共に頭上から爆弾がランダムに落ちてくるので、

個人的にも実際に体験したら本当に怖いだろうな…と思います。

この空襲でお亡くなりになられた方には改めて哀悼の意を表しますとともに、

記念館ではこれからも阿見町の空襲を多くの方にお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

この時期だけ、窓口に白いお花を飾ります。

 

 

今年は新年度からコロナウイルス対策のためにバタバタしており、気が付いたらあっという間に6月でした。

大変なこと、予期せぬできごと、心が痛くなる辛いできごとなど、毎日生きているとどうしても

何かしらはでてきますし、人間は物事を悲観的にとらえやすい性質があるので、

(『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリンク著

日経BP社 2019 思い込みや古い知識が現状認識をゆがめてしまうことがよくわかります。

オバマ前大統領やビル・ゲイツおすすめもうなずける一冊。読みやすくて目からうろこが落ちまくること

うけあいです!)

ともすれば世界が悪い方向へ向かっているように感じてしまいがちですが、

物事は多面体でどこに光を当てるかによって見える事象が違ってくるので、

誰に何を言われようと、なるべくすてきなところに光を当てていくぞ!と思う今日この頃です。

 

これからもこうしたブログを不定期ですがアップしていきたいと思います。

長文最後までお読みいただきありがとうございました。

気温や湿気が高い日が続いています。

皆様と、コロナウイルスや熱中症が無縁でありますように。

ご自分優先で、どうぞご自愛くださいませ。

 

予科練平和記念館が6月9日(火)から開館いたしました

6月 9th, 2020

予科練平和記念館が6月9日(火)から開館いたしました。新型コロナウイルス感染症予防により当初は5月31日までを臨時休館としておりましたが、国の緊急事態宣言が解除された後も、茨城県の段階的緩和に向けた独自基準である最低レベルステージ1に緩和されるまで記念館の臨時休館も延長をさせていただきました。

 ここに至るまで、記念館へ多くの方からお問い合わせをいただきました。開館できたことをお知らせすることができ、大変うれしく思っております

 

 しかしながら、記念館が感染拡大のクラスター発生源になることを十分注意しなければなりません。そのため、お客様に以下の通りご協力をお願いすることとなります。

 

1 入館する場合は、あらかじめマスクの着用をお願いいたします。

2 各展示室は5名までの観覧といたします。(観覧人数が多い場合には、お待ちいただく場合がございます。)

3 なるべく人との距離を2メートル開けてください。

4 展示物、展示ケース等には触れずに観覧してください。

5 静かに観覧してください。

6 館内の滞在時間は2時間以内としてください。

7 記念館職員がお声がけする場合がございます。

8 その他、感染予防のための制限をおこなう場合がります。

 

 開館後は、新型コロナウイルスから来館者の方や職員への感染を予防しながら、安全に記念館が運営できるよう取り組んでまいります。皆様方にはご不便をおかけしますが、何卒ご協力いただきますようお願いいたします。