今日は「海の日」です。もうすぐ楽しい夏休みのはずが、当館から見えるのはどんよりとした曇り空。今年はいつになったら梅雨が明けるのでしょうか。
先週は歴史調査委員の方々との開館10周年記念事業の打ち合わせでした。来年2月で開館10周年となります。記念事業内容については決定次第HP等でお知らせするといたしまして、今回は「歴史調査委員」について少しお話させていただきます。
当館には歴史調査委員という予科練を中心とした近代阿見町の歴史を調査・研究している委員の方々がいらっしゃいます。御年91歳になられる元甲種第14期海軍飛行予科練習生の戸張委員をはじめ、元自衛官で教官等を務められた赤堀委員、中川委員、大橋委員の4名の方々です。
主な調査研究の成果としまして、これまでに「阿見と予科練」、「予科練ものがたり」、「続・阿見と予科練」、「海軍航空隊ものがたり」、「戦後70年記念特集『あの日あの時』」等を発刊し、その編纂に携わっていただいております。
私も先日、その成果としての阿見大空襲についての詳しい内容を伺いましたが、証言等による当時の様子とデータ等による科学的な根拠から、今その場所にいるような感じになったことを覚えています。本当に時間をかけて詳細に調査研究をされていると感じました。
また、日々の調査研究の傍ら、講演会講師や特別展への指導助言、ときにはやさしいおじいちゃんとなって小中学生の宿題等の歴史学習にも一役買っていただいております。特に戸張委員には当時の予科練生としての貴重な体験を、中高生等を対象に講演をしていただいております。同年代の中高生には何か感じるものがあるのではないでしょうか。
我々職員の業務においても相談にのっていただくこともあり、当館を影で支えていただいている方々でありなくてはならない存在です。失礼かもしれませんが、若い職員にはまさに「良きおじいちゃん」ではないでしょうか。
長引く梅雨による日照不足の影響でしょうか、今年の蓮の花は少し遅いようです。当館周辺の蓮田はまだほんの少しといった具合です。
今月20日(土)は「なつやすみミニイベント予科練こども会」を予定しております。
皆様方のご来館をお待ち申し上げます。