五省

11月 2nd, 2018

「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、日が暮れるのが早くなりました。当館が閉館する時間には写真のように暗くなっています。

 

先月15日阿見町シルバー人材センター会員の皆様に、記念館周辺で草取りなど奉仕作業をしていただきました。お蔭様で大変きれいになりました。代表の大崎忠さんほか参加された皆様にお礼申し上げます。

予科練生には軍人精神をしっかりと身につけさせるために、精神教育が行われました。

その中に予科練生が毎日行った「五省」があります。

「五省」は、日露戦争で連合艦隊司令長官であった東郷平八郎元帥の遺訓です。

 一、至誠に悖(もと)るなかりしか (誠実であったか)

 一、言行に恥ずるなかりしか (恥ずかしいことを言ったり、やったりしなかったか)

 一、気力に欠くるなかりしか (気力は充分だったか)

 一、努力に憾(うら)みなかりしか (努力が足りないことはなかったか)

 一、不精に亘(わた)るなかりしか (怠けることはなかったか)

予科練生の温習室にある各自の机には蓋の裏に「五省」が貼ってあり、机から物を取り出す時に目につくようになっていました。

夜の温習が終了すると、机の上をかたづけ姿勢を正して目を閉じます。予科練生は当番が読み上げる「五省」を聞き、心の中で復唱しながら一日の自分の行いを反省しました。

 

13日(火)は「茨城県民の日」です。この日当館は入館料が無料となります。

学校は休みになりますので、ご家族でご来館ください。