みなさまいかがお過ごしでしょうか。
最近は、朝夕だけでなく、日中も冷え込むようになってきました。
体調管理が難しい季節になってきましたね。みなさんは、風邪などひいておられませんか?
当館の中は、空調と窓が多い設計が相まって、日中は太陽が館内を温めてくれます。
しかし、当館周辺は霞ヶ浦のすぐ近くということもあり、
遮られることのない風が自由自在に駆け抜けています。
当館隣にある、霞ヶ浦平和記念公園にはたくさんの子どもたちが遊びに来ますが、
みんな吹きすさぶ風に負けず元気いっぱいに駆け回っています。
子供は風の子と言いますが、冷風に身を縮こまらせている私としては、
大人になった今だからこそその能力がほしい!なんて思ったりもしている今日この頃です。
さて、話は変わりまして、現在予科練平和記念館では、企画展「桜花~人間爆弾~」を開催しております。
旧日本海軍が開発した特攻兵器である「桜花」をテーマとして、「桜花」そのものの構造についてや、
「桜花」を使用した特攻作戦に関する記録などのパネル展示。
桜花に使用された計器類や飛行服などの実物展示。
作戦に参加した方の証言映像を放映する映像展示などを行っています。
変わったものとしては、戦後にアメリカから発売されていた「桜花」の木製模型なども展示しております。
太平洋戦争で実施された特攻作戦というと、飛行機を用いた「神風特別攻撃隊」などを
思い浮かべる方が多いと思いますが、じつはそのほかにも、特攻作戦は考案され、実施されていました。
その中の一つである「桜花」について、そしてその作戦に参加して戦った人たちについて、
少しでも知っていただきたくて、展示を行っています。
この企画展は来年の3月1日(日曜日)まで開催しています。
通常観覧料金で、常設展示と一緒にご覧いただけますので、
当館周辺にお越しいただいた際には、是非一度お立ち寄りください。
その他、今後のイベントについてのご連絡です。
12月20日(土曜日)の午後2時から、元予科練生の方をお招きしての講演会を開催いたします。
今回講師をしていただくのは、元甲種14期飛行予科練習生の久津美 明さんです。
久津見さんは、昭和19年の6月に予科練生として当時阿見町にあった土浦海軍航空隊に入隊、
隊内での訓練を経て、昭和20年には三沢海軍航空隊へと転隊し、終戦時には大湊の特別陸戦隊に編成されていました。
予科練時代の思い出や、当時の生活の様子などをお話しいただきます。
12月25日(木曜日)は無料開館日です。
当日はどなたでも無料で館内をご覧いただけます。最初にご紹介した企画展もご覧いただけますので、
お時間のある方は、是非ご来館ください。
閉館時間後の午後5時から6時までは、土浦三高の吹奏楽部による音楽鑑賞会も開催しますよ。
もちろん参加は無料です。事前予約等も必要ありませんので、お気軽にご来館ください。
今年も、もうあと残すところ3週間を切りました。
私などは、年末の忙しさにかまけて、体調の管理をおろそかにしがちな日々です。
寒さはまだまだ続きます。皆様どうぞお体ご自愛ください。