ナイトミュージアム!

12月 1st, 2012

みなさんこんにちは。

学芸員Wです。

師走の12月、いかがお過ごしでしょうか。

冬の訪れとともに、風邪やノロウイルスが流行りだしたそうです。

皆さんもどうぞお気をつけくださいね。

 

前回、元予科練生で現在は大阿舎利(だいあじゃり 特の高いお坊さんをいいます)の

酒井雄哉(さかい ゆうさい)さんをご紹介しましたが、

実は当予科練平和記念館の解説員さんのなかで、実際に

大阿舎利にお会いした方がいらっしゃるんです。

 

解説員Sさんは、酒井大阿舎利が2度目の千日回峰行の終盤、

京都市内を歩いていた時にお会いしたそうですが、

やはり厳しい行をなさる方だけあって、パワーのような、オーラのようなものを

感じたそうです。

 

解説員Sさんと私Wは、兄弟構成が同じで、大学が同じで、

しかもサークルまで同じだったことが先日判明しました。

大先輩と一緒にお仕事をすることができて、とても嬉しいです!

また、Sさんにあやかって、ひょっとしたら私も

酒井大阿舎利にお会いできる機会がいただけるのでは?!と

密かに期待しております。

 

 

さて、昨日の夜はイベント「ナイトミュージアム!」を実施しました。

夜の予科練平和記念館の中を、ペンライトで照らしながら探検するツアーです。

ツアーは2回行い、当選された50名のお客様が、普段とは違う雰囲気の館内を

楽しまれました。

 

 

 

 

 

このすてきな写真を撮ってくださったのは、常陽リビング誌のS記者です。

やはりプロが撮る写真は違いますね!

雰囲気がとってもよく伝わってきます。

私はツアーをナビゲートしていて全然写真が撮れませんでしたので、

大変ありがたくブログに掲載させていただきました。

S記者さま、ありがとうございました!

 いつも丁寧に取材してくださり、素敵な記事にしてくださってありがとうございます!

 

 

ご参加の皆さんは小学生から年配の方までと幅広く、

お友達どうしやご家族でご参加くださった方も多かったです。

みなさん楽しそうにペンライトでいろいろなところを照らしていらっしゃいました。

 

 

最後には、天井の高いロビーにマットを敷いて、

その上に寝転がってみたりしました。

ロビーには窓がたくさんあるので、昼間は空がきれいに見えますが、

夜になると、月や星、それからぴかぴか光りながら飛行機が飛んでいるのが見えます。

 

当日はあいにく曇り空で、皆さんに館内から見えるきれいな月をお目にかけることが

できなくて残念に思っておりましたが、それでも、寝転がって天井を照らすだけでも

おもしろい雰囲気でした。

 

実はこれ、休館日に職員で救急救命講習をした際に、床に寝転がって上を見たら、

天井が高くてなんだか気持ちがいいな、と思いまして、

いつか皆さんにも体験していただきたいと思ったことから、今回やってみました。

 

当日の館内は、私たち職員も見たことがない、参加された方の光だけで作られた、

不思議だけどなぜかあたたかい空間になっていました。

 

暗がりの中自分の光で見つけた資料は、きっといつもより特別なメッセージを発して

いたかもしれませんね。

 

私たち館の職員も、特別でとても楽しい時間を過すことができました。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!