喜んだりがっかりしたりを繰り返し
人は自分の心の取り扱い方を学んでゆくのです
失望も淋しさも
人間には必要な感情です
勇気を出して新しい世界に手を伸ばすのは
「淋しさ」ゆえのこと
そうやって人は・・・自分の小さな世界を
赤子のように手を伸ばして
広げてゆくのではないでしょうか
(「三月のライオン」 羽海野チカ)
みなさんこんにちは。学芸員Wです。
4月になりましたね。
いろんな「新」がはじまって、ドキドキとわくわくと少しの不安が
交じり合って、独特の不思議な雰囲気です。
上のことば、何となく今の時期にぴったりだなと思いましたので、
ご紹介させていただきました。
今年度もブログを通じて予科練平和記念館のいろいろを
お伝えてしていきたいと思いますので、
また一年間お付き合いいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
きのう今日と強い風が吹いていますが、みなさんのところは
大丈夫でしたでしょうか。
予科練平和記念館の桜も、飛ばされそうになりながらつぼみをふくらませています。
今日は暖かいので、開花がぐっと加速するかもしれません。
さて、先月24日(土)に、絵本の読み聞かせ「おはなしおさんぽの会
&昔の遊びをやってみよう!の会」を行ないました。
この日は冷たい雨が降っていましたが、たくさんの方が遊びにきて
くださいました。
大きい絵本はお子さんが大喜びです。
この日に読んだのは、
『おなべおなべにえたかな?』 こいでやすこ作
『ながーいおはなのブタくん』 キース・フォークナー作
『いのちのまつり ヌチヌグスージ』 草場一壽作
大型絵本『ぼくのくれよん 』 長新太作
の4冊です。
どれもとてもいい絵本で、大人が見ても楽しいものです。
解説員Mさんが読んでいるあいだ、お子さんたちは静かに座って、
とってもよく聞いていらっしゃいました。
私Wも今回1冊読ませていただきました。
たくさんのギャラリー・・・
緊張しましたが、みなさんが一生懸命聞いてくださるのが嬉しくて、
一生懸命読ませていただきました。
読みきかせの後は、いろんな遊びでみんなで遊びました。
どんぐりこま&どんぐりやじろべえづくりは大人気です。
おとうさん、おかあさんも熱心に参加なさっています。
つくったやじろべえはおみやげになりました。
お子さんたちの想像力は本当に豊かですね。
ぬりえをしていた女の子が、私を描いてくれました。
おだんごをのせたような髪型をしていたのを、よく見ていてくれたんですね。
「楽しかったからあげる」と言って、渡してくれました。
来てくださった方に楽しんでいただきたいと思っておりましたが、
逆にこちらが楽しませていただき、たくさん元気をいただきました。
ほんとうに、ありがとうございました。
次回のおはなしおさんぽの会は、7月7日(土)に行う予定です。
また楽しい企画をしたいと思いますので、ぜひご参加くださいね。
お待ちしております。
また、純粋に朗読を楽しみたい方のための企画はこちらです。
朗読会「加奈の小さなおはなし会」
5月12日(土)13:00~
予科練平和記念館ラウンジ
入場無料
元茨城放送アナウンサーで現あみ大使の藤田加奈子さんによる
朗読会です。
大人の方にこそ聴いていただきたいお話を、加奈さんの素敵な声で
お楽しみください。
先日Wも加奈さんの朗読会に参加してまいりましたが、胸にしみる
お話を聴かせていただき、思わず涙が出そうになりました。
みなさんにもぜひおすすめします。
耳から広がる物語の世界を、どうぞお楽しみください。