水先案内人

11月 12th, 2010

みなさんこんにちは☆ミ

「立冬」を過ぎて、朝晩だいぶ寒さが増してきましたね。

街のあちこちにツリーやサンタさんが飾りつけられて、もうすっかり

クリスマスの装いです。

予科練平和記念館の館内にも、展示解説員Oさんが作ってくださった

かわいらしい布のツリーが飾ってあります。



クリスマス気分が盛り上がってきました♪


さて本日は、土浦市立博物館さんの企画で、霞ヶ浦を参加者の方と一緒にクルージングしながら

お話しをさせていただきました。


土浦港から遊覧船「ホワイトアイリス号」に乗って30分のクルーズのところ

ラクスマリーナさんのご好意で40分間、ゆっくりとカモメと一緒に霞ヶ浦を遊覧しました。

今日は波もおだやかで、すてきなクルージングになりました。


霞ヶ浦は、はるかな昔より周辺に住む人たちに大きな恵みをもたらしてきました。

また霞ヶ浦の水運によりたくさんのものや人が行き来していきました。

『常陸国風土記』では、霞ヶ浦は「流れ海」と表現され、海とつながった場所、広い世界への

玄関口という捉え方をされていたことがわかります。

江戸時代には、江戸からの物資が船で霞ヶ浦を通ってたくさん運ばれてきました。


霞ヶ浦は日本の航空史においても重要な役割を担います。

沿岸に旧日本海軍の大きな飛行場ができ、一帯は横須賀に次ぐ海軍の

一大拠点となりました。

国際的な飛行場は開戦後には空襲の目標となり、

終戦の2ヶ月前には、B29の大編隊による大規模な空襲がありました。

湖底にはまだその時の爆弾の破片や練習機が沈んでいるそうです。

美しい霞ヶ浦の景色の底には、こうした悲しい歴史の事実もひそんでいます。

こうしてゆっくり霞ヶ浦をクルージングできるというのは、とても幸せなことだと思います。


・・・といったようなお話しをしてまいりましたが、なにぶん半人前の私ゆえ

しどろもどろになってしまってうまくお伝えできず・・・。


帰ってきてから、あれも話せばよかった、これも話せばよかったと後悔しきりです。


それでも、サプライズで展示解説員Sさんが参加してくださり、緊張しいな私は

Sさんの優しい笑顔にとても励まされ、また私のつたない話をじっと聞いてくださった

皆さんのおかげで、とても幸せな時間を過すことができました。


こうした機会をくださった土浦市立博物館の木塚学芸員さんはじめ皆さんに、

心から感謝申し上げます。

またいろいろとよくしてくださったラクスマリーナさん、励ましてくださった

土浦観光ボランティアさん、そしてご参加の皆さん、本当にありがとうございました。


この企画はあと3回あります。

土浦市の学芸員さんたちが、毎回ためになるお話をしてくださいます。

お時間がございましたら、ぜひご参加お待ちしております。


第2回:11月20日(土) 第3回:11月26日 第4回:12月4日(土)

13:30~14:10

詳しくは土浦市立博物館(029-824-2928)へお問い合わせ下さい。



木塚さんには、なんと「れんこんサブレー ハスだっぺ」までいただいてしまいました。

ありがとうございます!恐縮です。


実は個人的に「ハスだっぺ」の大ファンで、以前からよく買って食べていました。

出会いは6年ほど前、前の職場でお土産にいただいたときからです。

レンコンが入ってレンコンの輪切りの形をしていて、そのうえ「ハスだっぺ」のネーミング。

ツボを押されまくって今にいたります。


皆さんもぜひ「れんこんサブレー ハスだっぺ」召し上がってみてくださいね。おススメです。



緊張の糸が切れて、まるで泳いだあとのようなぼんやり感のなか記念館に戻ってくると、

予科練平和記念館の前の桜の木が、小さいながらもきれいに色づいているのが

なんだかはっきりと見えました。

私も頑張って大きくなるね、と心の中で声をかけてみました。



土浦市立博物館さんはこちら↓↓

http://www.city.tsuchiura.lg.jp/section.php?code=43


株式会社 ラクスマリーナさんはこちら↓↓

http://www.lacusmarina.com/


れんこんサブレー ハスだっぺはこちら↓↓

http://tutiura.727.net/kau/index.html#01