みなさんこんにちはヽ(*’-^*)
日曜日の今日をいかがお過ごしでしょうか。
暑くもなく、寒くもなく。
お出かけするにはちょうどいい季節になりましたね。
先日秋バラを見に行ったところ、こんな美しい花と出会いました。
大人のこぶし大ほどもある大きなバラです。
足元の札には「ピース フランス 1945」と書かれていました。
1945年4月29日、第二次世界大戦の嵐が世界中に吹き荒れていたころ、
サンフランシスコで開催されていた太平洋バラ協会の全国大会で
新種として紹介されたバラです。
ちょうどその時、会場にニュースが飛び込んできました。
ベルリン陥落、ナチスドイツが降伏したのです。
その席上で、この美しいバラにつけられた名前が「ピース(平和)」。
作ったのは、フランスのバラ会社の息子、フランシス・メイアンという人だそうです。
フランスがドイツの占領下におかれる直前、本国に帰るアメリカ領事に
フランシスが託した一本の苗木。
アメリカで花開き、「ピース」と名づけられたそのバラは、
国連発足のための会議で生けられたり、サンフランシスコ平和条約調印時に
飾られたりしたそうです。
「ピース」はその後世界中で愛され、5千万本以上が販売されたといわれています。
一本のバラに、こんなに奥深いドラマが隠されていたんですね。
みなさんもバラをご覧になる機会がありましたら、ぜひ「ピース」を探してみてくださいね。
やわらかく、力強く、そして美しく咲くその姿が、とても大切なことを教えてくれると思います。