みなさんこんにちは。
今日は梅雨時期には嬉しい晴れ間が見えた日でした。
梅雨時期特有の湿気がありましたが、お洗濯物を干すには逃せないチャンスです。
最近、目に映る風景のところどころで、アジサイが静かに存在感を増してきましたね。
梅雨がきたんだなぁと実感します。
なぜか昨日から、ときどき頭をかすめる一曲がありました。
“What a Wonderful World” ルイ・アームストロングの名曲です。
「この素晴らしき世界」と邦訳されるこの曲は、映画やCMにもたびたび使われていて、
きっと誰もが、意識せずとも一度は耳にしているだろうと思います。
休み明けで出勤した今朝、いつものように記念館のわきを通ると、いつもあいさつをしていた
彼女がいませんでした。
先日のブログでご紹介した、芝生の中に生えていたもみじです。
びっくりしてまわりを見ると、他の草も見当たりません。
芝生だけがきれいにそろって生えています。
もしかしたら、とは思っていましたが、こんなに突然除草作業があるとは
意識が及ばず、知っていれば囲いをつくることも、移植することもできたと思うと、
自分のどんくささにとても悲しくなったのでした。
そんな私の頭の中に、BGMのように“What a Wonderful World”が流れていました。
こんなに後悔するくらいなら、もしかしたらと思った時点でそうしておけばよかったのです。
ぼんやりしていた自分が招いた結果でした。
「後悔先にたたず」ということわざどおりです。
What a Wonderful World・・・
ベトナム戦争を描いた映画「グッドモーニング・ベトナム」で使われたこの曲は、
絶望の夜が明けて見上げた朝の光のような、そんな感じがします。
この世から悲しいことも絶望もなくならないけれど、当たり前の様に夜は明けて
日常が続いていく。
その力強さ。
またいつか違うもみじがここで芽吹いてくれるかもしれないと、
自分勝手な希望を持った自分に、やっぱり少しへこんでしまったのでした。