後悔先に

6月 19th, 2010

みなさんこんにちは。

今日は梅雨時期には嬉しい晴れ間が見えた日でした。

梅雨時期特有の湿気がありましたが、お洗濯物を干すには逃せないチャンスです。


最近、目に映る風景のところどころで、アジサイが静かに存在感を増してきましたね。

梅雨がきたんだなぁと実感します。


なぜか昨日から、ときどき頭をかすめる一曲がありました。

“What a Wonderful World”  ルイ・アームストロングの名曲です。

「この素晴らしき世界」と邦訳されるこの曲は、映画やCMにもたびたび使われていて、

きっと誰もが、意識せずとも一度は耳にしているだろうと思います。


休み明けで出勤した今朝、いつものように記念館のわきを通ると、いつもあいさつをしていた

彼女がいませんでした。


先日のブログでご紹介した、芝生の中に生えていたもみじです。

びっくりしてまわりを見ると、他の草も見当たりません。

芝生だけがきれいにそろって生えています。


もしかしたら、とは思っていましたが、こんなに突然除草作業があるとは

意識が及ばず、知っていれば囲いをつくることも、移植することもできたと思うと、

自分のどんくささにとても悲しくなったのでした。


そんな私の頭の中に、BGMのように“What a Wonderful World”が流れていました。


こんなに後悔するくらいなら、もしかしたらと思った時点でそうしておけばよかったのです。

ぼんやりしていた自分が招いた結果でした。

「後悔先にたたず」ということわざどおりです。


What a Wonderful World・・・

ベトナム戦争を描いた映画「グッドモーニング・ベトナム」で使われたこの曲は、

絶望の夜が明けて見上げた朝の光のような、そんな感じがします。

この世から悲しいことも絶望もなくならないけれど、当たり前の様に夜は明けて

日常が続いていく。

その力強さ。


またいつか違うもみじがここで芽吹いてくれるかもしれないと、

自分勝手な希望を持った自分に、やっぱり少しへこんでしまったのでした。