みなさんこんにちは(^^♪
4月の第二週目、いかがお過ごしでしょうか。
周りの環境が変わった方は、無理をしたりしていませんか?
気温も上がったり下がったりで体調を崩しやすいですね。
桜にパワーをもらって頑張りましょう!
予科練平和記念館には、先日から新しい展示物が仲間入りしました。
昔、土浦海軍航空隊の近くにあって、予科練習生たちがよく
遊びにきていた銭湯「亀の湯」の姉妹が描いた油絵です。
現在は土浦と阿見にお住まいで、傘寿を過ぎていらっしゃるとは
とても思えない本当にお若いおふたりです。
お姉さんの玉子(たまこ)さんの作品です。タイトルは「食事」。
外出が許される日曜日に、遊びに来る予科練習生たちのために、
前の日の夕方から食事の準備をしているところです。
何か香ばしいいいにおいがただよってきそうで、
不思議な懐かしさとあたたかさにあふれています。
妹の鶴江さんの作品のタイトルは「憩う予科練生」です。
予科練習生と玉子さん、鶴江さんの姉妹がカルタで遊んでいる風景です。
画面には穏やかな空気が流れています。
真ん中の練習生は、鶴江さんの初恋の人。
“まあ君”と呼んでいたのだそうです。
鶴江さんは、今でもまるで少女のようにかわいらしく、初々しく、
まあ君のお話をしてくださいます。
写真とは違って、絵にはそれを描く人の心象風景が表されます。
当時10代の少女だったお2人に、予科練習生がいる風景は
どのように映っていたのでしょうか。
それから60年以上経って描かれたこの絵には、どんな想いが
込められているのでしょうか。
暖かい春の日差しが入るホールの中で、2枚の絵は静かに、そして
言葉よりも雄弁に語りかけてきます。
玉子さんと鶴江さんは、6月頃に阿見町図書館の2階で個展を開かれるそうです。
準備でお忙しいことと思いますが、お体無理しないで、おふたりらしい素敵な個展に
なるといいですね!楽しみにしております(*’-^*)