みなさんこんにちは\(^-^*)
今日も冷え込みましたが、からりと晴れ上がった青空が
見えた予科練平和記念館です。
窓際のベンジャミン君も、暖かい日差しを浴びて気持ちよさそうです。
展示解説員のOさんがていねいに面倒をみてくださっているので、
いつもいきいきと元気にお客様をお迎えしています。
窓の外には、芝生で凧をあげているお父さんと小さい男の子たちの姿が見えました。
みんなでとっても楽しそうに笑っていて、心和む風景です。
ほかの子どもたちも、公園の遊具で遊んだり丘のようにつくられたところを
駆け上がったりして、元気に遊んでいました。
さて、今日は成人の日です。
この3連休のうちに、きれいな晴れ着姿の新成人のみなさんをお見かけした
方も多いのではないでしょうか。
成人の日が戦後にできた祝日だということをご存知でしたか?
私は恥ずかしながら今日初めて知りました・・・。
予科練平和記念館のある阿見町では昨日が成人式でしたが、
今年の新成人の数は全国で124万人で、これまでで一番少ないのだそうです。
少しさみしいニュースですね。
そういえば、昨日始まった大河ドラマ「江」を見ていて、そうなのだなぁと思った場面が
ありました。
主人公の母お市の方が、実の兄織田信長と、夫である浅井長政との戦の最中に
江を生むことをあきらめようとするシーンで、
時任三郎さん演じる浅井長政が、鈴木保奈美さん演じるお市に、
生んでくれ。この子は希望ぞ。
と言うところです。
命をつなぐことへのシンプルな喜びと、赤ちゃんが持っている生きるための
強い力のようなものが、
義理の兄に間もなく命を絶たれてしまう浅井長正の無念さや悲しさと
対比されているような気がして、
とても切なくなりました。
江が産声をあげた時、敵方も味方も一時争いを止めて、赤ちゃんの声が聞こえると
言って空を見上げるシーンもありました。
実際にはありえないことかもしれませんけれど、人が生まれることの神々しさや大切さが
わかりやすく表現されているなぁと思いました。
少子化の現代日本にも、たくさんの希望が生まれるといいなと思っています。
そして、1990年に生まれて20年間一生懸命頑張ってきた新成人の皆さん、
大人の第一歩おめでとうございます!!
大人の世界は想像以上に厳しいですが、皆さんはこの先も力強く生きていける力を
持っているから、
無事成人を迎えられたのではないかなと思います。
こんなへなちょこな私でも、たくさんの人に助けていただいて何とか頑張れているので、
皆さんならきっと大丈夫です!と勝手にエールを送らせていただきます。
今感じている悩みや苦しみは、形を変えるだけで大人になってもなくならないけど、
厳しい世界を生きて行く力になります。
時間だけは誰にでも平等に与えられていて、使い方は自由です。
人生の最期の時によかったと思えるように、
自分で自分のプロデューサーになって、どんどん素敵な大人に育ててくださいね。
皆さんの門出を心より応援しています。
ぜひ一度、予科練平和記念館にもご来館くださいね。
皆さんの命がとても大切なもので、今を生きているのはとても幸せなことだと
感じていただけると思います。