あかとんぼとの出会い

3月 11th, 2015

おはようございます。こんにちは。もしくは、こんばんは。

にわかに暖かくなってまいりました。

そして、花粉ただよう季節となってまいりました。

3~4月は出会いと別れのシーズンと聞きますが、毎年「花粉とだけは出会いたくない」人も多いかと思います。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので、花粉症に限らず健康にはお気を付けください。

 

 

さて今回の話題は、3月3日(火)から当館で開催されている企画展「あかとんぼの飛んだ空 ~海軍の練習機~」についてです。

3月1日(日)までのテーマ展「桜花 ~人間爆弾~」が終了し、さきほどの話ではないですが、新たな展示との「出会い」となります。

展示内容は、予科練生も卒業後に飛行練習で多く使用した「九三式中間練習機」、通称「あかとんぼ」について、資料を使用しての解説、説明が中心になっています。

展示構成は、当館でお預かりしている「あかとんぼ」の実物部品を文字通り会場の中心に据えています。

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ほかにも模型、教科書、写真、手紙などの資料で、「あかとんぼ」の様々な側面を解説します。

会場内無料配布資料の中には、こんな情報も。

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戦争映画などで、「あかとんぼ」にカタカナ文字と番号が描かれているものがありますが、尾翼や羽根に書いてある「カタカナ」と「番号」は、その飛行機がどこの部隊に所属しているかを表しています。

例えば写真にある「カ-855」の「カ」は、阿見にあった海軍の航空部隊「霞ヶ浦海軍航空隊」の所属であることを表しており、後ろの数字は部隊内の登録番号です。

ほぼ全ての海軍航空隊ごとに略号を持っているため、ここを見るだけでどこの飛行機を判別することができます。写真資料の裏面には一覧表を掲載しておりますので観覧の際は、ご確認ください。

また、「カタカナ」以外にも「番号」が書かれている飛行機もあります。

靖国神社 遊就館に展示されている零戦の尾翼には「81-161」と書かれているのですが、この「81」は第381海軍航空隊所属を表しており、場所ではなく数字で表される海軍航空隊では尾翼の前半に所属部隊の下2ケタを表示していたようです。

 

もしご来館いただいて、一つでも皆様の好奇心を刺激できたならば、これ以上の喜びはありません。5月末日まで開催しておりますので、足を運んでいただければ幸いです。

 

  

近日開催のイベントのお知らせです。

3月29日(日)に「おはなしと むかしあそびの会」を開催します。

霞ヶ浦高等学校演劇部の生徒達が、選りすぐりの絵本で読み聞かせをいたします。

その後はコマや竹トンボなどなど「むかしあそび」で遊びましょう。

お子さまといっしょにご参加ください。

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時間:3月29日(日)午前10:30~・午後2:00~(各回1時間)

対象:小学生くらいまで 未就学児は保護者同伴

参加費:無料(予約不要)

場所:予科練平和記念館情報ラウンジ