みなさんこんにちわ。
最近は暖かくなってきまして、
いよいよ3月も終りに近づいてきましたね。
この時期は出会いと別れの季節です。
新年度から環境が変わって、新たな一歩を踏み出す方も多いのではないでしょうか。
自分のそういった記憶を思い出してみると、いつも頭に浮かぶのは、桜の花のイメージです。
今年ももうすぐ開花ですね。
阿見町には桜がたくさんありまして、満開になった桜はなかなか見ごたえがあります。
町内には、かつて日本海軍が植えた桜の木が残っている場所なんかもあります。
予科練平和記念館の敷地内にも桜の木が植えられているんですよ。
桜と言えば、日本海軍は桜のマークを使用していました。
予科練にもいろいろなところで桜の意匠が見受けられます。
例えば、予科練生が着用していた「七つボタンの制服」。使用されているボタンの意匠は桜に錨のマークです。
「七つボタンは桜に錨」と「若鷲の歌」にも歌われているんですよ。
襟のところにも桜に翼のマークが使用されていたりします。
他にもいろいろなところで使用されているので、当館にお越しの際には、
少し意識して資料を見てみると面白いかもしれません。
さて、予科練平和記念館では、去る3月13日の日曜日に、講演会を開催いたしました。
普段は、元予科練生の方や、戦争体験者の方をお呼びして、当時のお話をお聞きするのですが、
今回は講師に、戦史を研究されていらっしゃる、阿見町在住の大橋良一さんをお迎えし、
太平洋戦争の硫黄島の戦いに焦点を絞った解説と考察を、講演というかたちで発表していただきました。
ひとつの戦場をテーマとして、戦いの経緯や、指揮官の統率についてなど、一歩踏み込んだ内容の講演会となりました。
講師の大橋さんは、途中ユーモアを交え、会場に小さな笑いを巻き起こしながらも、
一つ一つ丁寧にわかりやすく解説してくださいました。
普段とは少し違う講演会となりましたが、とても有意義な講演会となったと思います。
当日お越しいただいた多くの来場者の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
講演会は今後も継続して開催していく予定です。
基本的には2か月に一度の頻度で開催しております。
事前予約等は必要ありませんし、参加無料ですので是非お気軽にご来場ください。