予科練平和記念館周辺の桜見頃です

4月 10th, 2024

予科練平和記念館周辺の桜は8日に満開となりました。

当初は今年の桜の開花は早まるのではないかと言われていましたが、3月に入ってからの冷え込みで大幅に遅れてしまいました。昨年は、3月26日に満開を報告をさせていただきましたが、今年は昨年より13日遅い満開となりました。

昨日9日の暴風雨にも負けず見頃を迎えています。

ひらひらと舞う花びらは情緒があります。

今週末はさらさらと散る桜になりそうです。

また、現在当館では企画展「甲種第14期予科練の諸相」を5月26日(日)まで開催中です。

今回の企画展では、甲種第14期飛行予科練習生に焦点を当て、入隊から終戦まで紹介しています。常設展に出ていない資料を展示し、より予科練について興味を持ってもらう、知ってもらう展示を行っています。
また、長年当館にて語り部として活躍され、令和5年8月8日にご逝去された戸張礼記さん(元甲種第14期飛行予科練習生)についての展示も行っています。

 

お花見ついでに、予科練平和記念館にお立ち寄りください。

 

2024年 今年もよろしくお願いいたします

1月 4th, 2024

新年あけましておめでとうございます。

【ドジャー・ブルーの空と予科練平和記念館】

 

皆様におかれましては新春を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。

予科練平和記念館は、本日4日から通常通り開館しています。

さて、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ軍事侵攻はいまだに続いており、さらにイスラエルとパレスチナの紛争が始まり、昨年は、平和の大切さ、命の尊さを考えさせられる1年でした。

そのような中、昨年12月8日から映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」が公開されています。当館でも撮影が行われており、映画をご覧になり来館されるお客様が増えています。これを機会に、特に、若い世代の皆さんに戦争と平和について考えていただければと思っています。

また、当館は、今年開館14年目を迎えます。この間、多くの方にご来館いただき、年内には、来館者の累計が70万人を超える見込みです。今後も企画展や講演会などイベントの充実を図り、多くの皆さんにご来館いただけるよう努めてまいります。

皆様にとりまして、健康で幸せな素晴しい年になることを心よりお祈り申し上げます。

 

追悼 戸張礼記さん

9月 5th, 2023

戸張礼記さんが2023年8月8日94歳でご逝去されました。

戸張さんは、予科練平和記念館資料収集委員並びに予科練平和記念館歴史調査委員として多年にわたり予科練平和記念館の運営に尽力されました。

また、元海軍甲種第14期飛行予科練習生としてのご自身の経験を「知られざる予科練」と題し、語り部として講演活動に精力的に取り組まれ、平和の大切さ、命の尊さを訴え、平和教育の推進に多大なる貢献をされました。

その「知られざる予科練」の講演の中で、戸張さんは「人間は2度死ぬ 1度目は亡くなった時 2度目は忘れ去られた時」、「2度も死なせないでください。忘れないでくれ。」と語る場面があります。

戦後78年が経過し、戦争を知らない世代が大部分を占める世の中にあって、戦争の悲惨さを未来に継承していくことは、戦争の惨禍を二度と繰り返さないためにも、現代に生きる我々の責務であります。

そこで、当館では、戸張さんの体験談を朗読劇にした「ぼく  モグラになった予科練」を制作し、8月19日に初上演しました。

本来ならば、上演のご感想を直接お聞かせいただきたかったところですが、それもかないませんでした。
まさか、初上演が追悼公演になってしまうとは誰もが思ってもいませんでした。

(当日は戸張さんのお席も用意させていただきました。上演当日の様子は8月25日付のブログで紹介しています。)

 

予科練平和記念館としましては、「ぼく  モグラになった予科練」が戸張さんを偲ぶとともに、子供から大人まですべての年代を対象とした、命の尊さと平和の大切さを発信する「語り部戸張さん」亡きあとの当館の看板コンテンツとして上演を続けていきたいと考えています。

予科練平和記念館は、悲惨な戦争を繰返すことのない平和な社会の建設に寄与するため、戸張さんの遺志を受け継ぎ、決して忘れ去られることが無いよう、命の尊さと平和の大切さを発信し続けてまいります。

(2022年4月17日来館者60万人達成セレモニーの際に撮影)

 

戸張礼記さんのご冥福をお祈りいたします。

二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)ゆかりの化粧廻し展示

4月 8th, 2023

新年度がスタートしました。当館スタッフも展示解説員2名が入れ替わり、一日も早く皆さんの前で展示解説ができるよう研修に励んでいます。デビューまで少しお待ちください。

さて、4月2日から「二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)ゆかりの化粧廻しの展示が始まりました。展示初日は、二所ノ関親方が来館し、千葉町長、立原教育長とともに除幕セレモニーを行いました。

稀勢の里関(現二所ノ関親方)が三役昇進の際に当時の鳴戸親方(元横綱隆の里)がデザインしたもので、旧日本軍で使用されていた戦闘機「零戦」があしらわれています。

     

この化粧廻しは、阿見町に部屋を構えた二所ノ関親方のご厚意によって展示されています。

当館の展示とともに、あわせてご観覧ください。

なお、化粧廻しのみご観覧の場合は、無料でご入館できます。

 

【予科練と相撲】

予科練では体力と精神力を養う目的で相撲が盛んに行われていました。予科練での相撲の特徴は「負け残り」で、勝つまで土俵を下りることができないという厳しいものでした。
また、予科練のあった土浦海軍航空隊には、昭和16年(1941)9月26日に第35代横綱双葉山一行が訪れ、盛大に土俵開きが行われました。

桜 満開

3月 26th, 2023

26日あいにくの雨模様ですが、予科練平和記念館正面の桜が満開です。

昨年は4月1日でしたので6日早い満開となりました。

当館の立地が霞ヶ浦に面しているため、湖からの冷たい風の影響で、町内の桜の名所の「茨城大学農学部(茨大通り)」や「阿見町総合保健福祉会館周辺」、「阿見町総合運動公園」などより満開が遅れます。

4月1日は当館隣の土浦駐屯地・武器学校で観桜会が催され一般公開(9:00~15:00)されます。

また、現在当館では企画展「新収蔵品展」を5月31日(水)まで開催中です。令和4年度に新たに収蔵された資料を展示しています。

予科練に入隊した時ののぼり旗や寄せ書きされた日の丸、予科練習生が書いた手紙、予科練や飛練の教育報告など普段では見ることができない資料を展示しています。

お花見ついでに、予科練平和記念館にお立ち寄りください。

 

 

2023年も予科練平和記念館をよろしくお願いします

1月 4th, 2023

新年あけましておめでとうございます。

          サムライブルーの空とゼロ戦

阿見町予科練平和記念館は、本日4日から通常通り開館しています。

 

3年ぶりに行動制限のない年末年始でしたが、皆さんはどのように過ごされましたか。       

昨年はワクチン接種が進み、基本的な感染対策を実施しながら、4月以降臨時休館することなく開館できました。

昨年の新年のあいさつで、間もなく入館者の累計が60万人に到達すると申し上げました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け断続的に臨時休館を繰り返したため、当初の予定より大幅に到達が遅れてしまいましたが、昨年4月17日に60万人目の入館者をお迎えすることができました。

また、感染拡大で中止していました企画展や講演会が再開し、団体のお客様のご来館も増えてきており、徐々にですが通常を取り戻しつつあります。

今年は、企画展や講演会などコロナ禍以前のように計画していきたいと考えています。

とは言いましても、依然としてコロナ禍の状態は続いています。

引き続き、当館では、時間当たりの入館者数の制限を実施していますので、ご来館の際には、事前予約をお願いします。

職員一同、感染症対策を徹底して、皆様のご来館をお待ちしています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

二所ノ関部屋応援ポロシャツとタオル

9月 8th, 2022

大相撲九月場所がまもなく始まります。

阿見町では、元横綱稀勢の里の二所ノ関親方が、本年6月に町内に「二所ノ関部屋」を開所したのを機に、連携・支援の取り組みを進めています。

このたび、町をあげて応援する雰囲気を醸成するため、ポロシャツとタオルの販売を始めました。

ポロシャツ

カラー  ◇ネイビー ◇ディープレッド(えんじ色)

サイズ  S・M・L・LL

価格   1枚  3,300円(税込)

 

タオル

カラー  ◇ピンク

デザイン ◇シルエット◇縄 2種類

価格   1枚 2,200円(税込)

 

当館売店にて販売しています。

皆でポロシャツを着て、タオルを掲げて、二所ノ関部屋の力士を応援しましょう。

 

阿見町ホームページ「二所ノ関のへや」へリンク

https://www.town.ami.lg.jp/promotion/category/12-5-0-0-0-0-0-0-0-0.html

※上記URLを選択し右クリックで移動を選択してください。

予科練オリジナルコーヒー新発売

8月 31st, 2022

予科練をイメージした3つのオリジナルコーヒーが誕生しました。

当館売店で販売しています。ぜひご賞味ください。

 

 夢があった。

 友情があった。

 平和への願いがあった。

 そんな彼らの想いをコーヒーにしました。

 青い空に夢を描く爽やかな味の『そらブレンド』 

 仲間同士の深い友情を再現した『ともブレンド』

 桜の花をモチーフにした『さくらブレンド』

 平和の大切さを今に伝える3つのオリジナルコーヒーをドリップパックにしてお届けします。

価格 3種類各1個入り1袋 750円(税込)

※こだわりポイント
・すべて有機のコーヒー豆を使用しています。
・桜フレーバーは国産の桜の花びらを使用しています。

※阿見町で活動する就労継続支援B型事業所コトリノ木様が企画、商品化し、焙煎、ドリップパックをつくっています。

終戦の日

8月 19th, 2022

8月15日は77回目の「終戦の日」でした。当日は、戦没者を追悼するとともに、平和の大切さ、命の尊さを考える特別な日として、無料で開館しました。

コロナ禍以前は、平均1,000人を超える入館者がありましたが、今年は、新型コロナウイルス感染対策で入館制限を行っているため、限られた人数の入館となってしまいましたが、入館制限枠ほぼ一杯の372名のご入館をいただきました。

入館制限で、ご入館いただけなかった皆さんには、たいへんご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。

さて、館長職に就いて初めての終戦の日を迎えました。今年は、戦争関連の新聞記事や番組を目にする機会が多かったように感じました。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻のせいなのか、単に個人的に館長職という立場にあるせいなのか、よくわかりませんが・・・。当館の学芸員曰く、例年この時期になると戦争関連のマスコミ取材が増えるとか。

いずれにしても、今日の平和は、先の大戦における、多くの尊い犠牲の上に築かれていることを忘れてはなりません。

しかし、戦後77年を迎え、戦争を知らない世代が多くを占める世の中になり、戦争体験者から体験談を聞く機会が減っていく中、後世に戦禍をいかに伝えていくかが課題となっています。

当館は、予科練の歴史や阿見町の戦史の記録を保存・展示し、次の世代に正確に伝承し、戦争を知る世代と知らない世代との架け橋になり、悲惨な戦争を繰返すことのない平和な社会の建設に寄与することを目的としています。

是非、ご来館いただき、改めて、平和の大切さや命の尊さを考えてみてはいかがでしょうか。

ところで、今年、霞ヶ浦海軍航空隊がこの阿見町の地に大正11年に開隊して、100年を迎えるのを記念して「霞空100年記念展」を開催中です。当館が所蔵している霞ヶ浦海軍航空隊関連の写真や資料を特別展示しています。

常設展示に加えて企画展示が通常料金で観覧でき、たいへんお得になっています。是非ご来館ください。

 

 

 

企画展「霞空100年記念展」を開催しています

8月 13th, 2022

企画展「霞空100年記念展」が8月11日から開催しています。

コロナ禍で休館やイベントの中止を余儀なくされましたが、3年ぶりに開催する企画展は、霞ヶ浦海軍航空隊がこの阿見町の地に大正11年に開隊して、今年で100年を迎えるのを記念して「霞空100年記念展」と題して、当館が所蔵している霞ヶ浦海軍航空隊関連の写真や資料を特別展示しています。

赤とんぼ(九三式中間練習機)模型 

 

「霞空100年記念展」

 開催期間 8月11日(木)から10月30日(日)まで

 休館日  月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

 開館時間 午前9時から午5時まで(最終入館午後4時30分)

 観覧料  大人500円(団体20名以上400円)

      小人300円(団体20名以上240円) 小・中学生、高校生

現在当館では、新型コロナウイルス感染対策として30分あたりの入館者数25名の上限を設けています。ご来館の際には、当館ホームページ(https://www.yokaren-heiwa.jp/)または電話(029-891-3344)にて事前予約をお願いしています。

なお、団体の場合は事前に電話で予約状況の確認をお願いします。

また新型コロナウイルスの感染状況により、中止になる場合があります。最新情報については、ホームページやTwitter,Facebookを確認してください。