みなさんこんにちは。
学芸員Wです。
オリンピック観戦で寝不足の方も多いのではないでしょうか。
暑さが厳しい日が続いていますので、体調には十分
ご注意くださいね。
さて、7月31日から8月3日までの4日間、町内の竹来中学校の2年生9人が
予科練平和記念館に職場体験学習に来て、館内のさまざまなお仕事を
一緒に頑張ってくれました。
まず午前中は、展示解説員さんと一緒にお仕事です。
展示解説員さんは、展示室内でのご案内や展示の説明、展示物の監視など
館内各所でさまざまに気を配っています。
また、窓口では、チケットを販売したりお客様からのお問い合わせに答えたりします。
立ち姿がさまになっている渡辺君。
ここの職員です、といっても違和感がないぐらいなじんでいます。
映像室のイスの出し入れも手伝ってくれました。
展示室前で待機する山﨑君。
器械体操をしているそうで、不審者が来てもうまく対応してくれそうな
頼もしさがあります。
お客様を送り出す木道君。
野球部だそうで、お客様の邪魔にならないようにと考えながらの
身のこなし方がすばらしかったです
窓口では、お客様にリーフレットを渡したり、お手洗いをご案内したりする
仕事をお願いしました。
リーフレット一つわたすのでも、お客様のほうに正面を向けたり、両手でお客様にとって
受け取りやすい高さでお渡ししたりと、気をつけるポイントがたくさんあります。
お客様にリーフレットをお渡しする橘さん。
今回唯一の女の子で、笑顔がとってもキュートでした。
お客様も笑顔になっていらっしゃいました。
解説員さんの説明を聞く方波見君。
仕事を覚えるのが早く、周囲への気配り、お客様のご案内も完璧でした。
仕事ができる人になる予感がします。
笑顔の沖君。
めがねが壊れるというアクシデントがありつつも、
穏やかな笑顔でお客様をお迎えしてくれました。
午後からは、私Wの仕事をお手伝いしていただきました。
まずは受け入れた資料の整理。
受け入れ時に番号をつけ、台帳に登録し、ほこりやカビなどを
クリーニングして、写真をとって、ほこりやカビを殺菌して、種類ごとに
分類して収蔵庫におさめる、というのが、当館で資料を受け入れるときの
一連の流れですが、今回は資料のクリーニングと
整理のお手伝いをお願いしました。
図書の整理を手伝ってくれる松麿君。
作業が細かくて大変?と聞くと、「やりがいあります」と言ってくれました。
奥にいるのは渡辺君です。
中性紙の袋に入れた資料を番号順にならべる吉田君。
考えて気をつけながら資料をとても丁寧に扱ってくれました。
奥の山﨑君と一緒に作業をしています。
資料の整理は時間がかかって結構大変なのですが、
中学生のみなさんにお手伝いいただいたおかげでだいぶはかどりました。
資料整理のあとは、クリーニングのお仕事です。
寄贈された予科練生が使っていた教科書を、1ページ1ページ丁寧に
ハケを使ってほこりを落としていきます。
30分も過ぎると、みんな手つきがプロっぽくなってきます。
こちらも地味なわりに結構時間がかかる作業なので、
中学生のみなさんにお手伝いいただけてとっても助かりました。
最後には体験の修了証をお渡ししました。
手前の竹沢君は、きちんと目を見て話を聞いてくれるところが
とても偉いと思いました。
体験の最後にも、ちゃんと「お世話になりました」と大きな声で言ってくれました。
ハードな1日で大変だったのではないかと思いますが、
みんな一生懸命頑張ってくれました。ありがとうございました。
中学生たちが仕事にあたる際に感じた緊張感は、私たちも忘れてはならないものだと思い、
改めてこちらも勉強になりました。
今回の体験が、みなさんの何かのお役にたてれば幸いです。
予科練平和記念館は、阿見町内在住の小中学生は無料でお入りいただけますので、
またいつでも遊びにきてくださいね。
心からお待ちしています。